プロダクトのUIサウンドデザイン入門 for UX - ui sound for ux

昭和の音:アナログなUIサウンド

電子レンジと言えば「チン」。電話と言えば「ジリリリーン」。

昭和の頃までは、UIサウンドは「アナログ」でした。物理的に鐘をたたく、物理的にベルが振動する、サイレンがなる。操作のためのボタンは機械的なボタンでしたから、わざわざ音を後付けしなくても、「カチッ」とか「ガチャ」とか物理的なフィードバック音がしたものです。

当時のサイン音は「多彩」でした。いろいろな音色やいろいろな質感のサウンドがありました。決してどれもいい音だったとノスタルジックに浸るつもりはありません。けれども、とにかく多彩でした。平成に入ってからの猫もしゃくしも「ピーピー音」の時代とは比較にならないくらい。