発音設計とサウンドデザイン
サウンドはプロダクトのユーザインタフェースの一部です。
UIサウンドデザインとは「いつどんなメッセージを、どんな音で、伝えるのか」をデザインすることです。
UIサウンドデザイン =“発音設計”+“サウンドデザイン”
“発音設計” … いつ、どんなメッセージを
“サウンドデザイン” … どんな音で
- プロダクトの何を伝えるために、音を鳴らすのか、あるいは鳴らさないのか。
- 誰にどんなメッセージを伝えるために音を鳴らすのか。
- 昼も夜もいつでも同じサウンドを同じ音量で鳴らして大丈夫か。
- エラーAとエラーBは、同じエラー音でいいのか、区別して伝える必要があるか。
- 視覚表示(GUIなど)と聴覚表示(サウンドUI)の役割分担をどのように切り分けるか。
これら“発音設計”はUIサウンドのベースとなる最重要部分であり、UI設計そのものです。“発音設計”の成功なくしてUIサウンドの成功はありません。
しかし一方で、いくら発音設計が上手くいったとしても、それが聞くに堪えない音で鳴っていてはかないません。伝えるべき情報を心地よい音で伝えてこそ、つまり“サウンドデザイン”が上手くなされてこそ、ユーザはUIサウンドに耳を傾け、そしてユーザとしてよい体験を得ることができるのです。