プロダクトのUIサウンドデザイン入門 for UX - ui sound for ux

2.UIサウンドの役割

操作感を与えるための音


UIサウンドにおけるもう一つの音は「操作音」です。現状ほとんど全ての機器は、ボタン、ダイヤル、スライダー、ペダル、等何らかの操作系を有するはずです。出っ張ったボタン、ガチャガチャ回すダイヤルなど昔ながらの機械的な装置であれば、操作を行えば勝手に音がなりました。

しかし近年は平たいボタンやタッチパネルなど、操作に手応えが感じられないものも増えてきました。操作音は音によって「手応え」を与えることが第一の目的です。ちゃんと押せた、ちゃんと回せた。ユーザは操作音により操作を確認し安心します。

ところで、手応えに加えて、操作音にもう少し意味を持たせることも多くあります。「キャンセル」ボタンを押した、「決定」ボタンを押した、など何の操作したのかを、異なる操作音を用いることで伝達することも可能です。これらは報知を含んだ操作音とも言えます。