プロダクトのUIサウンドデザイン入門 for UX - ui sound for ux

2.UIサウンドの役割

心地いいな→また買いたい / 来たい


洗濯機から毎回10回もピーピーピーと言われたら、「わかってるわよっ!」と言いたくなります。やっと眠った赤ん坊が、加湿器の水切れを知らせるとげとげしい音色で起きてしまったら、とても残念な気持ちになります。日常で使う機器からは気遣いのある音がなってほしい。

イベントの入場ゲートがとても格好良い音で迎えてくれたら、気分がいっそう盛り上がると思います。駅の券売機や改札機などの音が洗練されると、駅が心地よい空間になるでしょう。最近ではお客さん自体が操作するセルフレジやコンビニのコーヒーメーカーなどが心地よくちょっと楽しい音なら、お客様はまた来たいと思うかもしれません。

音は場の空気を作ります。生活の場、職場、公共の場。機器を使う人(直接ユーザ)のみならず使わない人(間接ユーザ)にも大きな影響を与えます。「この製品が来てから、なんだかいい気分。今度もまた買いたい。」「ここなんだか良い雰囲気。また来たい」。そう思ってもらいたい。